以前、ジャパネットのスチームQを購入して失敗しましたが、現時点での最新モデルである「スチームQX(エックス)」を購入することになりました。
というのも、僕の母親が強めに「スチームQXが欲しい」と言っていたので、今回プレゼントする代わりとしてちょっと使わせてもらいました。
一通り使ってみまして、率直な感想としては「旧モデルのスチームQよりは進化しているけど、期待値は超えないのでイマイチだし値段が高い」。
ということで今回の記事では、ジャパネットたかた スチームQX(エックス)のレビューとして、旧モデルに比べて進化したところ、ハンガーに掛けながら・アイロン台を使いながらの感想などを紹介します!
ジャパネットたかた スチームQX(エックス) JSE-4874X(SW)
こちらが今回購入した「ジャパネットたかた スチームQX(エックス)」。レッドとホワイトがありますが、今回はホワイトです。
送料込みで大体12,000円弱なので、まぁスチーマーにしては値段はお高めという感じです。
外箱は、前よりもシンプルなデザインで良い感じになっています。
製造元は、株式会社スマイルという会社。旧モデルのスチームQもこの会社ですね。
外箱をオープンしてみると、こんな感じでスチームQX本体とアタッチメント類が入っています。
スチームQX本体がこちら。旧モデルのデザインよりも無駄がないというか、シンプルで落ち着いた感じになった気がします。
持ち手近くのスイッチを押すことで、スチームを噴射することができます。これは旧モデルも一緒。
アイロンのかけ面は、セラミック加工が施されている模様。
スチームを噴射するために必要な水は、こちらのフタを開けて入れます。ここも旧モデルと変わりないですね。
スチームQX のセット品一覧(数は以前のモデルと変わりなし)
こちらがスチームQXの付属品一覧になります。アタッチメント、給水カップ、保管袋など、旧モデルと数は同じ。
これはスチームQX本体を置くための、専用スタンド。
これはデリケート衣類用アタッチメント。
「低」の温度設定が必要な衣類の場合は、このアタッチメントを装着します。
これは毛玉ブラシアタッチメント。
ほこりや小さなゴミを取りながら使いたいときに装着。
こちらは毛ブラシアタッチメント。
毛玉ブラシと名前が似ていますが、糸くずや大きなゴミを取ったり、繊維の流れを整えたりするときに装着。
こちらは給水カップ。
こちらはスチームQX本体とアタッチメント類を保管するケース。
僕の場合は糸のほつれがあったので、縫製は丁寧じゃないなという感じ。
取説。
最後に保証書になります。保証期間は購入日から1年の模様。
まずはハンガーに掛けながら使ったけど、良い評価はしづらい
ということで、まずはハンガーに掛けながらシワを伸ばしてみました。
ご覧のように、シワがビッシリ付いてしまったシャツです。(後ろもこんな感じ)
↑後ろのBefore。
↑後ろのAfter。
まだこのシャツはシワが取れやすい素材なので、一通り目立つシワが無くなりました。
↑表のBefore。
↑表のAfter。
表を見ても、割とシワが取れていることが分かります。ここまではハンガーに掛けていても、そこそこ使えるかな?という感想。
続いてジャケット。これはシワが付きやすく、さらに取れにくい素材です。
↑表のBefore。
↑表のAfter。
うーん、どうでしょうか。確かにAfterの方がシワが伸びているけど、劇的に変わっている感じではないですよね。
しかも割と時間をかけてシワを伸ばしたんですが、それでもこのような結果。
続いて後ろです。↑Before。
↑後ろのAfter。
やっぱり大雑把にはシワが伸びているけど、どうもキレイな感じではないですね。
決して僕が雑に使っているわけじゃなくて、取説に書いてあるよう丁寧にやっても、これ以上うまくシワが伸びない。
なので、シワが伸びやすい素材ならそれなりに効果を実感できますが、シワが伸びにくい素材だと期待ハズレ感が強いですね。
ジャパネットのテレビ実演だと、どんなシワでもピッチリ伸びる印象が強いんですが、実際に使ってみると違う場合があってギャップが大きい。
旧モデルのスチームQよりはシワが伸びている感覚がありましたが、それでも良い評価がしづらい気がします。
やっぱりハンガーに掛けながらだと端のシワは伸ばせない
やっぱりスチームQXを使っても、ハンガーに掛けながらだと服の端っこのシワは伸ばせません。
旧モデルのスチームQを使っているときもそうでしたが、これはどうしようもない印象。
単純にアイロン部分を当てづらいですし、端っこを攻めすぎると手に触れちゃいそうで危ない。
なのでハンガーに掛けながらシワを伸ばしたいなら、細かいところは諦めるしかないですね。
【結局?】アイロン台を使えば割とキレイに伸ばせる
お次はアイロン台に乗せながらシワを伸ばしていきます。
↑はシワだらけになったカーディガンのBefore。
↑こちらがAfter。はい、さすがにしっかりピッチリ伸ばすことができますね。
ササッと掛けただけなのにこんな感じ。
↑こちらは背中部分のBefore。
↑こちらがAfter。まったく問題ないくらいキレイに伸ばすことができます。
背中のシワはもちろんですが、腕の縫合部分・ワキの下あたりの伸ばしづらいシワもスッキリですね。
ということで、アイロン台を使えば問題なくスチームQXの効果を実感できます。
まぁ当然と言えばそれまでですが、やっぱりアイロン台を使えば力を入れやすいですしね。
さらにオートスチーム機能を使えば均等にスチームを当てられるので、このあたりもアイロン台と相性が良い。
ハンガーに掛けながらシワ伸ばしがウリですが、普通にアイロン台を使った方が個人的には良いという感想。
スチームQX本体からの水捨ては旧モデルと変わらずやりづらい
旧モデルのスチームQでも紹介しましたが、本体からの水捨てがやりづらい。
いちいち逆さにして水を捨てないといけないので、油断すると持ち手のところまで垂れてくることもあります。
このスチームQXの設計上、どうしてもここに給排水口を付けるしかないんでしょうが、逆さにしないといけないのがなんか個人的に微妙なところ。
旧モデル(スチームQ)と比較して進化したところは?
ここで今回購入した「スチームQX(エックス)」と、旧モデルの「スチームQ」を比較して、どこが進化して優れているかの紹介です。
あくまで個人的な感想ですが、旧モデルよりかは、間違いなく性能・使いやすさはアップしています。
スチームQX本体をスタンドに置いたときズレにくくなった
まず分かったのが、スチームQXを専用スタンドへ置いたときの安定感が増しました。
スタンドの接地面がゴムっぽい素材になっているので、うまいこと滑り止めになっています。
旧モデルだと、スタンドに乗せてもズレやすくて困ったことがありましたが、スチームQXならそういう心配がないです。
知らないうちにスタンドから本体が落ちて、何かを焦がしてしまったら大変ですし、そういう意味で使いやすいさは向上していると思います。
スチーム量は旧モデルよりも多く、スチームも出しやすい
使っていて思ったのが、明らかにスチーム量が多くなっていること。
やっぱりスチーム量が多くなっているので、その分シワの伸ばしやすさには繋がっていると思います。
それと、スチームもスムーズに出しやすくなっていると思います。
旧モデルはスチームスイッチを押しても、思うようにスチームが噴射されなかったんですが、このスチームQXはかなりスムーズ。
スチームを次々出したくても出せなかった、使い勝手の悪さが改善されている印象です。
スチームQX本体に給水しやすくなった(水をこぼしにくい)
排水はしづらいですが、給水が前よりもやりやすくなった印象。
というのも、給水カップの先端が軽く尖っているので、給排水口にフィットするからだと思います。
それと給水カップから水がドバっと出ないよう工夫もされています。
その結果、給水するときに水をこぼしにくくなっているという感じです。
ついでに言うと、水がどれだけ入っているか見やすくもなっています。
旧モデルは、はっきりと中が透けてなかったので、ここまで見えれば給水タイミングなども図りやすいです。
まとめ:旧モデルよりは良いけど、それでもイマイチだと思う
長くなったので、最後にまとめです。
- アイロンスチーマーにしては値段が高め
- 付属品、アタッチメントの量は旧モデルと同じ感じ
- ハンガーに掛けて使うのは△、アイロン台を使えば○
- 本体からの排水がやりづらい
- 旧モデルに比べれば使いやすさと性能は進化している
たしかにアイロンとしての性能はちゃんとしていますし、旧モデルよりもパワーアップもしています。口コミも旧モデルよりかは良くなるでしょう。
ただ、旧モデルでもそうでしたが、やっぱりハンガーに掛けながらだと限界があります。
アイロン台を使えば割とシワは伸びるので、買って失敗という程ではないんですが、値段を考えるとコスパが良くない。
なので、個人的にはおすすめできないですし、もっと他にコスパが良いスチーマーがたくさんある印象。
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ジャパネットたかた スチームQX(エックス)の購入を検討している方は、ぜひ参考のひとつにしてみてください。