暖房器具は、エアコン、石油ファンヒーター、電気ストーブなどいろいろありますが、その中でもオイルヒーターについて気になっている方っているのではないでしょうか。
オイルヒーターというと、一般的には
- 即効性はないけど、じんわりと部屋全体を暖める
- ヒーター本体から風が出ないので空気が乾燥しにくい
- 燃料が燃焼したときの嫌なニオイが出ない
という特徴があるので、僕も寝室用として1つ購入することにしました。
それでネットでいろいろ探してみて、最終的にエレクトロラックスのオイルヒーターを購入したわけですが、結果としてこれが失敗でした。
今回の記事では、エレクトロラックスのオイルヒーターの詳しい感想、何がどうダメで失敗と思ったかを紹介していこうと思います。
エレクトロラックス(Electrolux) オイルヒーター EO12D101C0
こちらが今回購入した「エレクトロラックスのオイルヒーター(EO12D101C0)」。対応の部屋の広さは、8~10畳の模様。
↑このような状態で届きました。
消費電力は1200Wで、重さは11.3kgの模様。生産国は中国になります。
箱から取り出すとこのようなデザイン。
見た目はなかなかスタイリッシュでいい感じ。
オイルヒーターは個性的なデザインがけっこう多いんですが、エレクトロラックスはおしゃれ感がありますね。
こちらが操作パネル。
温度設定、電源ON/OFFのタイマー、過加熱時自動電源OFF・転倒時自動電源OFFの機能、チャイルドロック機能、エコモード設定があります。
ちなみに電源ON/OFFタイマーは、それぞれ同時に設定することはできない仕様。
温度設定は「5℃~35℃」までになっています。また、放熱の強さは3段階(弱・中・強)になっています。
タイマーは24時間設定できます。
コロコロ転がして移動できるように、ハンドルも付いています。
オイルヒーターを真横から見るとこのような感じ。
フィンが10枚付いていて、ムラなく暖めることができるという設計。
本体下のほうで電源コードをクルクル収納できるようにもなっています。
主電源スイッチは電源コード収納部の下に付いています。
本体の前後につけるキャスターも入っていました。
こちらがキャスターを取り付けるための金具。
↑こんな感じで、本体を逆さにして取り付けます。取り付けは素手でできますし、そんなに難しくありません。
専用の収納カバーも入っていました。シーズンオフのときに役立つのであると便利ですね。
そしてこちらが取扱説明書。
エレクトロラックスのオイルヒーターの内容物はこんな感じです。
【残念】期待したよりも全然暖まらない・・・(木造の寝室8畳)
ということで早速8畳の寝室に置いて使ってみましたが、これが全然あったかくなりません。(30℃の中という設定)
ネットの口コミでは「電源ONにして30分くらいで暖かくなります。」とかいう評価がありましたが、30分どころか1時間経ってもほぼ変化ない状況。
本体の近くに寄ってみると、じんわりと暖気を感じますが、正直「この程度の暖房機能なのか??」とかなり残念に思いました。
この前の設定が弱すぎたのかと思い、別の日にMAX35℃の強設定で使ってみましたが、これでも全然ダメ。
1時間、2時間待っても8畳をまんべんなく暖めるのは無理でした。
ということで、8~10畳対応と書いてありましたが、普通に物足りないので使っていられないという感想です。
ちなみに木造住宅だとオイルヒーターの効果が弱くなるようですが、ウチは断熱が良いほうだし、8畳ほどの広さでほぼ効果がないってさすがにオカシイ気がしてならない・・・。
ランドリールーム(2畳)のような狭めの場所だと十分な暖かさ
8畳で使うのを諦めて、2畳くらいのランドリールームに置いて使ってみましたが、これくらいの場所だと十分にあったかくなります。
洗濯物を干して乾かすときに、除湿機と併用してオイルヒーターを使うと室温を上げつつ除湿してくれるので、悪くはないという印象。
ただ、洗濯物を乾かすためだけに1200Wも使って電気代がかさんでしまうのは無駄ですし、それなら代わりにサーキュレーターを使えば良いし・・・。
もしこれくらいの狭い部屋があるお宅であれば、そこにオイルヒーターを1つおけば十分だと思いますが、そこまで狭い部屋がある方って多くはないと思います。
なので、狭い部屋には適していますが、使いどころが難しいなという感想でもあります。
オイルヒーター自体に期待しないほうが良いのかも
僕は今回エレクトロラックス製のオイルヒーターを購入しましたが、そもそもオイルヒーター自体に期待しないほうが良いかもと思いました。
ネットで調べていたときに、デロンギのオイルヒーターも暖かくなるという良い評価でしたが、スペック的に似ているので買って後悔するパターンなんだろうなと感じ。
オイルヒーターは1万円~2万円くらいするので決して安い買い物じゃないですし、それなのにこの性能は失敗感が大きいです。
結局、石油ファンヒーター・エアコン・電気ストーブが使いやすい
結局のところ、石油ファンヒーター・エアコン・電気ストーブのどれかに落ち着く気がします。
石油ファンヒーター ⇒ 多少ニオイが出るし灯油が必要だけど、満遍なく暖められる
エアコン ⇒ 乾燥が気になっちゃうけど、ニオイは出ないし満遍なく暖められる
電気ストーブ ⇒ 部屋全体は暖かくならないけど、近くをしっかり暖められて空気は汚さないし乾燥もしづらい
このあたりは好みや環境によるので、どれが正解とかはないとは思いますが、オイルヒーターを買うくらいであればこの3つをうまく使って過ごすのが良いんじゃないかと思います。
オイルヒーターは使うときのワット数が高く、電気の消費が大きいですし。
ちなみに僕が使っているアラジンの電気ストーブは、「超速暖 + 少し離れていても暖められる」高機能な暖房器具なのでおすすめ。気になる方は↓をチェックしてみてください。
【凄い】ジャパネットでも買えるアラジンのヒーターの温かさがハンパない件
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また、元々石油ファンヒーターを買おうか迷っていた方は、いま一度検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ:メリットはあるけど肝心の暖房機能がダメ
ということでまとめです。
- 本体のデザインは良くて、操作パネルも見やすいので使いやすい
- 肝心の暖房機能は期待ハズレで全然ダメ
- 8~10畳タイプなのに8畳でフル活用しても部屋全体が暖まることはない(本体近くがほんのり暖かい程度)
- 2畳くらいの狭めの部屋であれば十分に暖かくなる
- オイルヒーター自体期待しないほうが良いかも
- 空気を汚さずに暖めたいなら、高性能な電気ストーブを買ったほうが良いと思う
購入して明らかな失敗だったので、エレクトロラックスのオイルヒーターもそうですし、オイルヒーター自体おすすめしません。
オイルヒーターを買おうか検討している方は、ちょっと考え直したほうがいいのではないでしょうかね。
ぜひ参考のひとつにしてみてください!